NLP 神経言語プログラミング 効果・課題・使用法


 

さて、

NLP(神経言語プログラミング)については、

現在では、書籍や資格取得コースも増え、

少しは、一般的な認知も、

増しているかもしれません。

 

ところで、実際に、

NLPのセッションを受けてみたり、

NLPコースで、資格を取った方は、

いかがだったでしょうか?

 

実際に、望んだような変化が、

NLPによって、得られたでしょうか?

今も、日々の生活で活かせているでしょうか?

 

ここでは、

NLPの特性と、

その有効な使用法について、

書いてみたいと思います。

 

 

◆概要


NLP(神経言語プログラミング
Neuro-Linguistic Programming)は、
リチャード・バンドラー氏と、
ジョン・グリンダー氏によって、
創始された能力開発技法です。
 
彼らが、
ゲシュタルト療法のフリッツ・パールズ、
催眠療法家のミルトン・エリクソン、
家族療法家のバージニア・サティアらの、
治療技法をモデリングし、
そのエッセンスを、方法論化したものです。
  
 
◆創始者の役割分担について
 
バンドラー氏と、グリンダー氏のカップリングで、
NLPは、創られましたが、
筆者は、ここに、

ひとつの役割分担を見ています。
 
彼らの身近な人々による、

諸々の情報を総合すると、
(筆者の直観ですが)
バンドラー氏とは、
「モノマネの天才」なのではないかと、
思われます。
(彼には、モノマネ者に特有の、
うら寂しさと道化性、矯激性があります)
 
つまり、バンドラー氏が、
実際のパールズや、エリクソンから、
シャーマニックに、
身体的に、「転写(盗用)」したものを、
グリンダー氏が、記述に起こしていく。
そして、 今度は、役割交代して、

グリンダー氏が、実際に実践してみて、
効果を検証する。
(いわゆる「モデリング」です)
そのようなことを繰り返す中で、
初期のNLPができたのではないかと、
筆者は、推測しています。
 
いわば、「霊媒と審神者(サニワ)」の、
カップリングです。
そのため、
二人が、決裂したことで、
NLPの基礎方法論づくりの、
創造的な側面は終焉したのです。
(その後は、枝葉末節の応用展開です)
 
 
◆NLPが「効かない」と言われる理由 ―NLPの特性

 
世の中には、
Liteと名前のついたソフト商品があります。
「○○Lite」、つまり「簡易版」です。
もともとある商品の、機能を色々と落として、
初心者にも、簡易に使用できるようにした商品です。
 
NLPとは、ある意味、
このLite商品といえるものです。
ゲシュタルト療法Liteだったり、
催眠療法Liteだったり、しているわけです。
初心者にも、大変使いやすいのです。
しかし、機能を落としている分だけ、
残念ながら、効き目も弱いのです。
 
NLPは、ゲシュタルト療法や、
フルスペックの体験的心理療法のような、
強度の変性意識状態や、
自発的な感情の湧出、
深層レベルの心理プログラミングの書き換えは、
引き起こせません。
比較的軽度な知覚レベルのプログラミング修正、
時間が経つと、じきに消えてしまうような、
軽度のプログラミング修正が、多くの作用です。
 
しかし、
実は、逆に、そこが、
NLPのいいところ(利点)でも
あるのです。
 
体験的心理療法や、
何らかの知覚的変容を、
まったく経験したこともない、
一般の人々にとって、
抵抗や障壁が低く、
かつ、安全な範囲内で、
小さな「知覚変化」「状態変化」を、
経験することができるからです。
 
それらは、おそらく、
人生ではじめての経験となるでしょう。
しかし、そのことで、
人生に、そのような変化が起こせる可能性があることに、
気づくことができるからです。
 
それは、
人生を変えるヒントやきっかけになるからです。
 
もっと探求を進めたい人には、
各種の方法論が、
別に存在しているので、
そちらに探求を進めればよいのです。
 
 
◆セッションでの使用
 
NLPには、
興味深い技法や知見が、
多々あります。
また、説明モデルや、
説明言語に長けています。
 
セッションなどの場合は、
NLPを技法として使用する、

ファシリテーター側のレベルに、
すべては帰着します。
 
NLPの技法を、
いっぱいいっぱいで、
教科書どおりに、使っているレベルでは、
効果や面白さとしても、
なかなか厳しいものがあります。
 
NLPのさまざまな手法の、

元の原理を理解し、
セッションの場面場面で、
技のひとつとして、
応用的に使えてはじめて、
NLPも活きてくるのです。 

 

NLPが「効かない」としたら、

それは、NLPとして、

方法論的に抽象化する時点で、

「落としてしまった大事なもの」

が、そこにあるからです。

そこを、逆照射することで、

「大事なもの」が、

見えて来るのです。

 

NLPは、

骨組みやフレームとして、

楽しい技法が沢山あります。

 

当スペースでは、

セッションの場面の中で、
必要に応じて、そのように、

NLPの技法をアレンジして、

活用しています。

 

 

※気づきや変性意識について、

総合的な方法論は、

入門ガイド

『気づきと変性意識の技法:流れる虹のマインドフルネス』

および、
『砂絵 現代的エクスタシィの技法』
をご覧下さい。