変性意識状態(ASC)を利用する意味


変性意識状態(ASC)は、幅広い領域で、私たちの心に作用します。
変性意識状態(ASC)は、幅広い領域で、私たちの心に作用します。

 

さて、当スペースは、

変性意識状態(ASC)の取り扱いを、

他のセッション・スペースとは違う

主な特徴としています。

 

変性意識状態(ASC)の、

基本的な内容については、

別サイトページ「変性意識状態(ASC)とは」

をご覧ください。

 

この変性意識状態(ASC)を知ることで、

人の人生は、一変します。

上記ページで引用した、

ウィリアム・ジェイムズの言葉にあるように、

変性意識の体験領域をまったく知らずに、

一生を過ごすこともあります。

しかし、

その世界を覗き見ることで、

私たちの世界観は、

一変してしまうのです。

 

それは、映画『マトリックス』のようです。

この普通の、今見ている世界が、

任意の世界でしかないと知っていくことです。

この世界以外にも、

リアリティのあり様があることを、

知っていくことです。

映画『マトリックス』のメタファー(暗喩) 残像としての世界

 

そのことで、

私たちの世界へのアプローチは、

まったく変わってしまうのです。

 

ところで、

変性意識状態(ASC)として、

一般に、一番ひろく知られているのは、

向精神性物質による、

サイケデリック(意識拡張)体験や、

催眠状態ではないでしょうか。

 

伝統的なシャーマニズムの世界では、

向精神性作用を持つ植物を使って、

意識を拡張することを通して、

治癒的効果やパワーを作り出します。

 

催眠療法は、

私たちの意識ではなく、

潜在意識・無意識に、

直接働きかけることで、

心のプログラミングを、

書き換え(改善)しようとする手法です。

 

ところで、

通常のコーチングや成功哲学などは、

クライアントの方の、

「意識面」に、

働きかける手法ですが、

意識(頭)ではわかっていても、

なかなか行動できない、

行動を変えられないというのが、

人間の実際ではないでしょうか。

 

意識(頭)で考えたことが、

簡単にできれば、

誰もこんなに苦労はしないのです。

 

私たちの「意識面」というものが、

そもそも無意識的なものによって、

形成されているという、

構造を持っているからです。

催眠療法などは、

そのような人間の心の構造に合わせて、

生まれた療法だとも言えます。

 

そのため、その点が、

通常のコーチングが、

いまひとつ、掛け声ばかりで、

弱いところなのでもあります。

 

クライアントの方の、

内的な変容までは、

引き起こせないのです。

そのため、その点で、

「飛躍的」な効果は、

望めないのです。

 

さて、当スペースでは、

クライアントの方の、

潜在意識・無意識に働きかけ、

そのプログラミングを改善できるという、

実際的な利点から、

変性意識状態(ASC)の活用を、

重視しています。

 

そしてまた、

変性意識状態(ASC)による、

意識拡張的な領域においては、

クライアントの方ご自身の力で、

自分で自分のプログラムを、

修正していけるのです。

そこにおいて、

「飛躍的な変化」を、

創り出していけるのです。

 

そしてまた、

そのような状態をコントロールできる、

最適な方法論として、

心理療法であるゲシュタルト療法を、

当スペースでは、

利用しているわけなのです。

 

 

※変性意識状態(ASC)への入り方や、
より総合的な方法論は、拙著↓

入門ガイド

『気づきと変性意識の技法:流れる虹のマインドフルネス』

および、
『砂絵 現代的エクスタシィの技法 心理学的手法による意識変容』
をご覧下さい。